寝取られ続けた人生 NTRレビュー
愛する人がことごとく他人に犯され寝取られてしまう。そして寝取られた結果が男の人生にも大きく影響を与えていく。社会人である主人公が、繰り返し愛する人が寝取られてしまうような姿を体験できるアドベンチャーエロゲーが「寝取られ続けた人生」だ。
「寝取られ続けた人生」は様々なアドベンチャーゲームを公開しているSofthouse-sealさんが2014年1月に公開された物語を読み進めていくタイプの寝取られエロゲーだ。
出世街道まっしぐらだった主人公・秀一。そんな彼は、同僚の雪乃と恋人関係であった。しかし、会社は社内恋愛禁止。秘密裏に付き合っていた二人であったが、付き合っていることに気がついてしまった男性同僚に気が付かれ、それをネタに陵辱されてしまう。大きなプロジェクトを任された直後でもある主人公のためにも、心配を掛けられないと我慢をし、一人で抵抗していく雪乃であったが……。
この陵辱をきっかけに、秀一の人生が大きく動き出し、そしてその人生の先には、再び他の男の魔の手が愛する女性へと迫るのだ。
本作品は社内恋愛中の彼女、新婚の妻、そして娘の三人が他の男に陵辱されてしまう姿を描いていくエロゲー作品だ。一部選択肢があるが、ほぼ一本道のアドベンチャーゲームとなっており、エッチシーンは全20シーンでボイス付き。一部シーン(全体の1～2割ぐらい)ではアニメーションによる演出もついている。
『私がしっかりすればいいんだ。 今度こそ私自身がきっぱりと拒絶しよう』
全て共通するのは、陵辱・強姦による寝取られという点であろう。最初の雪乃編では恋愛に気がついた男性社員に、主人公の妻となった冬佳は強姦魔に、そして娘の美優は謎のDQN系男に。いずれも理由は違うが、無理やり犯されるようなシチュエーションから、他の男に染められてしまうことを知っていくような傾向となっている。
特にメインの寝取られとしては、社内恋愛中の彼女である雪乃と新婚の冬佳だろう。ふたりとも主人公のため、幸せのためにと行動をしていくが、それゆえにどんどんと泥沼にハマってしまう。雪乃の場合は社員たちに、冬佳の場合は強姦魔に繰り返し犯されていき、葛藤を抱きつつも、徐々に染められていってしまう。主人公にその関係がバレてしまうようなシチュエーションも王道的なポイントを抑えつつ取り入れている。
「私はお父さんのお嫁さん以外、なるつもりないからね♪」
一方で、娘の美優はやや特殊な寝取られ劇である。詳細はネタバレに繋がる可能性があるため、説明することはできないが、しっかりとそれまでの寝取られ人生がこの結果を生むような伏線ともなっており、まさにタイトル通り「寝取られ続けた人生」の結末とも言える内容になっているだろう。
なお、娘のプレイシーンは3シーンほど。雪乃の10シーン、冬佳の7シーンと比較するとボリュームも少ない。後者二人が複数回の場面に分けて犯されていくシーンに対し、愛娘のみ一気に一日で即落ちさせていく感じゆえ、寝取られてしまうエロシーンというよりかは「寝取られ続けた人生の結末」として楽しむのがいいのではないかと思う。
8点
「寝取られ続けた人生」という、タイトル通り寝取られていったがゆえに転落してしまった男性の姿をコンパクトにまとまったネトラレ要素の集合体として楽しめる作品だろう。
恋愛関係になるまでの関係は短いが、しっかりと幸せな関係を気づいているという点はしっかりと描かれており、テンポよくヒロインたちの愛着を感じさせてくれる。そんな彼女達が次々と陵辱され、堕ちていく感じになっているので、アドベンチャーゲームながらツボを抑えて軽やかに楽しんでいくことができる作品だろう。
エンディングがややクセもあるような内容となっているが、陵辱NTR・NTRによる人生転落という点では、面白い要素もあり、寝取られとしてのポイントはしっかりと描いているため、特徴的な設定ながらも奇をてらいすぎていないポイントが光る作品だ。
なお、人生と書かれているが、社会人からの描写になっているがゆえ、比較的成人になってからの人生寝取られ劇と認識して検討することをおすすめする。
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