夫には言えない開発済みのカラダ | NTR作品レビュー
夫とは幸せな生活がありつつも、かつて開発されたカラダは夫とのエッチでは満足しきれない。昔、教師に開発されたことのある妻が、再会した元担任からの要求でかつての快感を思い出し、寝取られていく姿を楽しむことができる「夫には言えない開発済みのカラダ」を取り上げていきます。
作品名 | 夫には言えない開発済みのカラダ | ||
作者様 | 川中島工房 | ||
ジャンル | セリフ付きHCG | ボリューム | 343枚 |
NTR評価 | 9点 |
過去に犯されたことがあるという設定で進む本作は、メインとなる現代の寝取られ合間にかつて調教された場面も描き、さらに過去の一幕が大きく寝取られ結末にも影響するような仕掛けを取り入れています。もうやらないと強い意志を見せつつも、開発されたカラダや間男の罠によってかつての淫乱さを取り戻していく姿に注目の作品です。
なお、本作品FANZA専売の明記がありますが、DLsiteでも公開されております。本レビューはDLsite版での視聴感想となります。ご注意下さい。
シナリオ:調教済みの人妻は過去を思い出しながら寝取られる
『地獄のような日々だったけど 私は耐えた……耐えきった』
学生時代からの夫と幸せな生活を送っている妻・麻衣。優しい夫に満足はしているものの、彼とのセックスに満足できていない状態でした。その理由は、彼女の過去にあります。彼女は学生時代、担任から陵辱行為を受けていました。最初は嫌悪を抱くものの、早く終わらせるためと学んだ性知識は次第に快感を生み、快感を覚える日々を経験していたのです。
「大丈夫……一回だけなら耐えられるはず……」
ある日、夫が連れてきたのはかつて彼女を調教した担任の教師でした。夫が寝ている間にエッチを強要されるも耐えきる彼女。しかし、間男の担任は彼女に再び目をつけ、夫を罠にはめて弱みを握り、再び彼女にセックスを求めます。一回だけとホテルでのセックスに望むつもりでしたが……彼女は快楽に抗えず、さらにかつて教師と交わしたある話を思い出すのでした。
作品魅力:過去と未来を交差しながら描く調教済み妻の寝取られ
今作はかつて陵辱から始まった快感劇を体験していて夫とのセックスでは満足できていない人妻が、彼女を調教した教師に目をつけられてしまったことで優しい夫から心ごと寝取られるような展開を楽しんでいくことができるセリフHCG作品です。非エッチシーンも含め、全343枚という大ボリュームで構成されています。
作品の大きな特徴は、現代と過去の場面を交差しながら描いていくこと。ヒロインはかつて担任に凌辱されたことで濃厚な快楽を味わっている過去を持っています。そんな過去を最初から描くのではなく、回想のような形で時折表示。例えば冒頭では犯され始めてまだ堕ちきっていないような姿の過去が描かれ、現代でフェラを強要された後には、フェラでの奉仕を覚えさせられるようなきっかけになった過去の出来事を描写していきます。調教済みという過去を持つヒロインが現代をきっかけに過去の出来事を思い出していくような体感を味わえるだけではなく、読み手側には少しずつ彼女がどれほどまで快楽に溺れていったのかを理解できるような構成となっている点が面白いです。
特に終盤の展開は、過去の出来事をうまく現代にも反映し、胸糞悪い結末へと物語を動かしている点もこの現代と過去の構成があるからこそ光るような物語になっています。過去に間男を知っているからこそ、夫との不仲を誘うような罠も見抜くなど、必ずしも言いなりになっていない点もリアル感があって魅力的です。エッチシーンも一つ一つのシーンをしっかりとセリフや差分多めで描いていくため、見ごたえもあります。構成的にもうまく、エッチシーンの描き方も実用性抜群なレベルで書き上げている、「過去に調教済みのヒロイン」を題材にした作品です。
NTR魅力:寝取られていたヒロイン
本編の特に魅力を感じたのが終盤の展開。最初、ヒロインは調教済みである一方、間男からの快楽に屈しない、負けないという姿勢で冒頭は望みます。
一方で、調教済みであるゆえにエッチが始まれば体が覚えてしまっているというような展開も描きます。合間合間に描かれる過去のシーンも見れば、確かに快楽を貪ぼるようになってしまうようなきっかけになるような様子も見え、物語が進むほど過去にも抵抗して屈していくような様子が理解できるようになっています。抵抗するもエッチされたら体はゆるくて受け入れてしまうという、開発済み設定を意識した人妻の姿が楽しめます。
さらに、本作は寝取られでもあり、寝取られていたという点にも強く注目してほしい作品です。かつてのヒロインも、今婚約している夫と思われる彼氏がいたからこそ、抵抗をする過程で少しずつ調教を受け入れていくような過去があります。そして最終的には、過去の言動が大きく気持ちのストッパーを壊すような役割にもなっており、「寝取られた」はもちろんのこと「すでに寝取られていた」ともとることができます。そんなシーンを現代・過去切り替えながら描写していく要素は見ていても面白いですし、エッチシーンが途切れるような要素もなく、良いレベルでまとまっているように思えます。
方向性で言えば調教済みで思い出して最終的に夫より間男といった方向性の王道的なシチュエーションですが、ただ快楽で押し切るだけではなく、過去があるからこそ今の結末が寝取られてしまう未来というような形にもなっており、単調で終わらせないような工夫も施されている点が非常に好感を持てる作品です。
夫には言えない開発済みのカラダのNTR評価
9点
かつて調教されていた人妻が、再び目をつけられたことをきっかけに過去を思い返しながら性を再び受け入れてしまい、最終的には夫からも寝取られてしまうような姿を楽しめる作品。過去に犯されていたこともしっかりと丁寧に描きつつ、過去を思い出すような形で少しずつ調教の過程を描くような構成は飽きさせないような仕組みになっていることはもちろん、少しずつ調教の過程が理解できたり、終盤の展開に大きく関わっていたりと、様々な役割があるように思えました。ボリュームも300P以上で読み応えもある一方で、複雑すぎる設定などは省かれているのでエロ特化で楽しめるような印象もあります。
調教済みで再び男に出会ってしまった結果、寝取られてしまうというような王道な方向性を楽しめつつも、構成の工夫やシーン一つ一つの濃度でちょっとした変化や、濃密なエロスを感じることができる作品です。
「夫には言えない開発済みのカラダ」の作品情報
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