孕ませ村〜歪な村で妊娠しづらい私が村長息子に執着中出しされる日々〜 | NTR作品レビュー
村の掟で相手が決まる、外界から遮断された歪な村。愛する人と恋人になるかと思いきや、相手に選ばれたのは村長の息子。ストーリー性も重視した寝取られ要素のある物語を楽しめる「孕ませ村〜歪な村で妊娠しづらい私が村長息子に執着中出しされる日々〜」は男女ともに楽しめる特徴的なストーリー展開があり、好きな人ではない男性の子作りに励むことになるようなNTRについては人を選ぶような要素もあるかもしれません。
| 作品名 | 孕ませ村〜歪な村で妊娠しづらい私が村長息子に執着中出しされる日々〜 | ||
| 作者様 | メイドデッド | ||
| ジャンル | 同人誌 | ボリューム | 62P |
本来結ばれたいはずの男性ではない、村長の息子と夫婦のような生活で子作りにならなければいけなくなったヒロインの悲劇、一方的に犯されたり、結ばれたかった男の前での性行為。悲しく辛さもありつつも体は感じてしまう。好きな人と結ばれないという悲しい掟ならではのセックス展開がありつつも、最終的にはストーリー展開でハッピーエンド感あるような要素も導入しています。
村の掟から起こるヒロインの悲劇を楽しむことができるストーリー重視の作品です。
シナリオ：村長に選ばれし男女で子作りする村に住む巨乳ヒロインの悲劇
『妊娠こそが最良の行いと考えるこの村では 年頃の男女を集め村長が子作りをするペアを決めるツガイ制度というものが古くから存在する』
深い山々に囲まれ、外界と隔絶された「孕ませ村」。この村には子作りをする年頃の男女のペアを村長が決めるという風習があります。主人公「桜」も次の選別祭で選ばれる年頃の女性。とはいえ、選別される男女のペアは村の人間関係が反映されるため、桜は両思いだった幼馴染の「太陽」と結ばれるのではないかと考えていた。
「俺を好きになればいいだろ これから俺無しでは生きられない体になるんだからいいんだよ」
しかし、桜の相手に選ばれたのはもう一人の幼馴染でもあり・村長の息子でもある「月也」であった。月也の家で過ごすことになった桜は初日から無理やりエッチを行われ、さらに選別で選ばれなかった太陽の眼の前でもセックスを求められる。その後も絡み合う日々の二人。嫌いだった相手にも慣れてきてしまい、期待してしまう体つきになってきてしまう。
「せっかくなんだからお前のデケェ乳でついでやれよ」
時折、「太陽」に見せつけられる日々もある中。この日は「太陽」も食事に誘うが、「月也」の考えで太陽も交えた三人での行為を行う。その後、助けられなかった謝罪とともにあるものを桜に渡した太陽は忽然と姿を消えてしまう。さらに「桜」と「月也」の二人もある問題が迫っているのであった。
作品魅力：結ばれたかった男性との温度差ながらも感じてしまうヒロイン
今作は村の掟によって子作り相手を選ばれるような状態で、最愛の幼馴染ではなく、疎遠となっていた幼馴染の村長息子と結ばれることになってしまったヒロインの悲劇を楽しむことができるストーリー特化の作品です。
いわゆる外界と遮断された昔からの掟が当たり前のように存在している村を舞台にしている本作。村の掟がありつつも、きっと最愛の幼馴染と結ばれると信じるヒロインの姿から始まり、一気に村長の息子・「月也」と結ばれることになる絶望。幸せそうな姿から、体を求めてくる「月也」との夜にシーンが代わり、無理やり支配してやろうとする様子や、あえて最愛だった男の前でセックスを行わせるような「月也」の悪い男っぷりが大きく描かれていきます。ヒロイン自身も最初は拒絶的な態度を見せつつ、「月也」のテクニックに次第に感じていく。村の掟で子作りが重視されているという内容もあることから、ヒロインの逃げられない理由付け、さらになんだかんだ感じて受け入れていくような状態になってしまうというのは納得行くような展開になっています。時折、本来結ばれたかった相手の近くでエッチを強要されたり、村人に聞こえるような状態でのセックスをしたりと。まさに村長の息子「月也」は自らの支配欲を見せてくれるような間男っぷりを見せてくれます。
NTR魅力：現代ファンタジーのようなハッピー展開はNTRに響く可能性あり
そんな間男っぷりと閉鎖的な村だからこその寝取られ感もある本作ですが、やや物語重視だからこそ、中盤以降の展開が作品の良さとして出る反面、寝取られとしての賛否が分かれそうな構成にもなっている印象があります。ネタバレになる可能性もあるので、ネタバレ注意で以降確認下さい。
中盤以降も前半同様、間男の命令で本来好きだった相手も、エッチを混じらわせるようなプレイがありますが、このプレイは本番などは禁止しているものの、ヒロイン・本来の相手ともに満足できるようなエッチシーンになっているような印象があります。さらにそこから大きくハッピーエンド的な物語性に大きく舵を切り、今まで悪い印象だった間男に良い側面を見せるような展開も描写。終盤はあまり濃厚なエロもなく、物語として設定を活かしたハッピーエンドを描いていきます。
ゆえに、終わりに向けて悪い間男に奪われてしまった感が薄れていくようなストーリー構成です。物語としては、良い閉鎖的な村感をうまく利用しつつ展開していきますが、それと同時に間男も自分の最善を取り続けていった結果であり、「寝取られに近いプレイはあったけど、あれは間男的になにか自分の想いがあったのではないか」と思わせるような構成になっています。キャラクターや設定をうまく描いているからこそかもしれませんが、途中で間男の相手はあるけど最終的には寝取られ回避しているような展開ともなっていることも踏まえると、エロとしてのNTRを楽しむよりかは現代世界に閉鎖的な謎の掟がある村を描いた読み物の作品という印象がします。
個人的にハッピーエンドが好きなタイプですが、ハッピーエンドとは言え終盤に強いエッチシーンがなく、良くも悪くも強い悪者がいなかった感じはNTR作品としてみると少し物足りなさを感じました。ストーリー的にはひねりをしっかりと導入しているからこそ、NTR的には求められた展開が弱くなってしまっているような印象もある作品です。
孕ませ村〜歪な村で妊娠しづらい私が村長息子に執着中出しされる日々〜のNTR評価
6点
村の慣習によって、愛するべき男性ではない、別の幼馴染と結ばれることになってしまったヒロインの悲劇から始まる、ハッピーエンドな物語を楽しむことができる作品。村の掟で、嫌な相手との性生活を行い、好きだった男性にも痴態を見せられる。でもそんな日々も慣れていき、同時に別の問題も起きてしまう。まさにドラマのような展開をぎゅっと濃縮し、そこまで悲壮感を強く描かないようにしながらしっかりと終盤までにエロも絡めながらしっかりと日々を描き、最後に大きな展開でハッピーエンドへとシナリオを好転させていくような物語を描きます。最後には登場人物全てに愛を感じられるような要素も「こういう作品もあり」と思わせてくれるような印象もあり、作品としては読み物としても楽しめる作品になっています。
一方で、物語が好転するからこそ、NTRは読み終えてみると少し不足しているような印象があります。眼の前や最愛の男性を絡ませると言ったこともありますが、村の掟や、あえて絡ませるようなプレイをいれることで、やや背徳感や奪われている間隔が強く感じにくいです。さらに終盤に向けてエッチシーンも少なくなり、結末を見ると間男への同情感も出てしまうため、物語としてはNTRを感じにくかったというような印象があります。
まさに逆らえない運命に流された女性、でもいつかはなにか好転もする可能性もあるというようなところに、好きな人以外の男性の夫婦生活のような性描写を描いている作品ゆえ、男性だけではなく女性でも楽しみやすい作品ではないかと感じました。ハッピーエンドにはなっているので、NTR系をあまり手に取ったことないから不安で最終的には幸せな感じで終わってほしい、ドラマのような展開もしっかりとある作品を楽しんでみたいというユーザーには選択肢に入るNTR要素のある作品です。
「孕ませ村〜歪な村で妊娠しづらい私が村長息子に執着中出しされる日々〜」の作品情報
■ FANZA
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